十一月場所が終わりぽっかり心に穴が開いてしまってましたがいよいよ25日には番付発表!
ようやく九州場所ロスから脱皮できそうです!
2018年も本当に楽しませて頂きました。ありがとう!大相撲!
さてここで2018年を振り返ってみようと思います!
優勝力士
一月場所 栃ノ心 14勝1敗
三月場所 鶴竜 13勝2敗
五月場所 鶴竜 14勝1敗
七月場所 御嶽海 13勝2敗
九月場所 白鵬 15勝0敗
十一月場所 貴景勝 13勝2敗
となっています。今年は「初優勝力士」が3人も出る新たな時代の幕開けを予感させられる一年でしたね。
年間に3人の初優勝力士を誕生させた年は何とさかのぼる事18年前、2000年の
一月場所 武双山
三月場所 貴闘力
五月場所 魁皇
以来となっております。この2000年は横綱に貴乃花 曙 武蔵丸 若乃花 の4横綱時代です。
しかし若乃花は200年3月に引退しましたので実質3横綱。
2000年 | 優勝力士 | 貴乃花 | 武蔵丸 | 曙 |
一月場所 | 武双山(関脇) 13勝2敗 | 準優勝 12勝3敗 | 休場 | 11勝4敗 |
三月場所 | 貴闘力(前頭十四枚目) 13勝2敗 | 11勝4敗 | 11勝4敗 | 準優勝 12勝3敗 |
五月場所 | 魁皇(小結) 14勝1敗 | 準優勝 13勝2敗 | 休場 | 準優勝 13勝2敗 |
七月場所 | 曙 | 休場 | 10勝5敗 | 優勝(10) 13勝2敗 |
九月場所 | 武蔵丸 | 休場 | 優勝(8) 14勝1敗 | 準優勝 13勝2敗 |
十一月場所 | 曙 | 11勝4敗 | 11勝4敗 | 優勝(11) 14勝1敗 |
2018年はこぞって横綱が休場し、限界説、入れ替わりの時期なんて囁かれてもいましたが
2000年の時はどうだったかと言いますと
曙はバリバリですね。この年の年間最多勝です。しかし翌一月場所を全休して何とそのまま引退してしまいました。
蓄積したケガが治らないとの判断だったそうです。
武蔵丸は九月場所優勝しましたがパッとしたのはそこだけで一月場所、五月場所を休場。
本調子ではなかったみたいですね。
貴乃花は年間一度も優勝できず悔しい一年でした。
2000年は、もしかしたら時代の入れ替わりの時期?なんて事を期待したのですが
どうやらそうでもなかったみたいですね。
武蔵丸はその後2回優勝し2003年まで横綱を張り、
貴乃花も翌2001年に2回優勝、2002年はケガで一年棒に振りましたが
2003年一月場所で引退。
全盛期は過ぎたとはいえまだまだ横綱としての力は発揮していた時代ですね。
時代の変換期はやはり2002年の朝青龍初優勝のあたりと見るのが妥当でしょう。
そう考えると、2018年に初優勝力士が3人出たとはいえ、単純に「時代の終焉」を見ているとは言えないかもしれません。
実際コンディションの整った白鵬の全勝優勝を見るとまだまだ「天下無双」を認めざるをえませんよね。
やっと、現横綱陣に「挑戦できる力士が台頭してきた。」くらいの感じでしょう。
また20018年の年間最多勝に栃ノ心が輝きました。
14勝1敗 | 10勝5敗 | 13勝2敗 | 5勝2敗8休 | 9勝6敗 | 8勝7敗 |
年間59勝での受賞は1957年の制定以来、1957年(年5場所制)の栃錦と並び史上2番目の”最小”最多勝でした。
※史上1位は2017年の白鵬 56勝
ま、今年の栃ノ心は前半の貯金が物を言いましたね。後半の3場所は一度も二桁勝っていませんので。
2位は高安の56勝 3位は御嶽海の53勝でした。貴景勝は50勝
今年自身初の連覇を遂げた鶴竜は51勝止まり。24休が響きましたね。
50勝以上した力士が6人でうち5人が優勝経験1回以下でした。
これを見ても来年は現横綱陣に大関以下が立ち向かう様相を呈した戦いになるでしょう!
お楽しみに!
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