大相撲十一月場所「優勝の行方」

年納九州場所は初日から白鵬、鶴竜の2横綱が休場。一人横綱の稀勢の里は初日から4連敗の末5日目から休場という、最悪の展開でした。
頼みの大関陣は高安のみ2敗を死守し優勝争いをしていますが、豪栄道は3敗、栃ノ心は5敗で黒星先行する始末。
では関脇はというと御嶽海は4敗して脱落。逸ノ城は6敗で論外とこぞって上位陣が崩れる大荒れの場所となっています。



貴景勝が1敗でトップを走り、2敗の高安、阿武咲、大栄翔、碧山が追う展開。

では直近5年間30場所での優勝者を見てみましょう。

横綱23回 (白鵬14回、日馬富士4回、鶴竜4回、稀勢の里1回) 確率76.6%
大関4回 (鶴竜1回、稀勢の里1回、豪栄道1回、琴奨菊1回) 確率13.3%
関脇2回 (照ノ富士1回、御嶽海1回) 確率6%
小結0回
平幕1回 (栃ノ心1回) 確率3%
というように如何に横綱陣の牙城が強かったかがわかります。
(ま、白鵬が怪物クラスなので殿堂入りさせたとしてもあと9回横綱が勝っていますね。)

平幕優勝は栃ノ心だけで平成24年五月場所の旭天鵬以来5年と4場所ぶりの出来事でした。



現在の幕内力士で優勝経験者は豪栄道、栃ノ心、御嶽海、琴奨菊、の4人ですが豪栄道以外は既に優勝争いから脱落しています。
豪栄道もこの後、上位陣との対戦を控えているので候補から外すとすると、おそらく貴景勝高安阿武咲の3人で優勝争いというのが筆者の予想です。

この3人はいずれも優勝すれば初優勝ですね。年齢は高安(28歳)、貴景勝、阿武咲(22歳)。
新しい時代の新たな歴史の扉が開かれることを期待して後半戦を観戦したいと思います!

大相撲.jp」は大相撲のありとあらゆる記録を集めた「大相撲博物館」です!



Author: ozumojp

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA